コーヒー旅行記 「2018年HOTELEX SHANGHAIレポート」

 

HOTELEX SHANGHAI

上海「HOTELEX SHANGHAI」に出掛けておりました。
焙煎機のトップメーカー「フジ・ローヤル」さんの ブースでのイベントの審査員です。

お誘いいただだいたのは、1999年にブラジル下坂農園視察からお世話になっている「日本ネルドリップ珈琲普及協会」、繁田さんです。

「写し焙煎」は、審査員が焙煎したコーヒーを、競技者が検証し、同じように焙煎する競技会。

審査員は、通常のカッピングの評価だけではなく、同じような香味が表現できているかの審査です。

4人の審査員で、しっかりとカリブレーションも遣りました。
コーヒーは、エチオピア・イリガチャフェとブラジル。
エチオピアはミディアムロースト(浅煎り)、 ブラジルはシティーロースト(中深煎り)です。

観づらを合わせるのは勿論ですが、「クリーンカップ」(クリアさを表現する言葉)
「マウスフィール」(質感や触感)を焙煎で何処まで似せることが出来るかです。
コーヒーは、焙煎のプロセスで全く違ったコーヒーとなります。

競技者の期待通り、すんなりと思っている香味が出せていないのがブラジルでした。
意図した熱の掛け方、温度上昇のバランスの理解度と「まだまだ、良質なブラジルが流通していないな!」というのも感じました。

上海の発展には、本当にビックリしました。
また、多くの分野で日本を凌駕しています。

コーヒー(ものづくり)における細かな気配り、丁寧な仕上げ、安心・安全などは多少日本が優位であり、その分上海は、魅力的な市場でもあります。

また、探求心の旺盛な若者が、コーヒー業界にも沢山いるという事も判った旅行でした。

審査員としてご一緒いただいた 西岡さん、浅野さん、大西さん、有難うございました。

上海の「フジローヤル」の皆さま、「日本ネルドリップ珈琲普及協会」の皆さま、「ふわふわ プルプル」の皆さま、おもてなしのお気持ちが、心に染み入りました!
有難うございました。

いい勉強になりました。


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